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緑色のゴボウ。(゚∀゚;)アリエナイ… [小ネタ]
昨日のカレーの記事で想定外の事件が起こったと書きましたが、これがその衝撃画像です。ヽ(゚Д゚; )ノ
一見何だかわからないと思いますが、この緑に染まっている野菜は、まぎれもなくただのゴボウなんです。
私も最初は意味が分からず、なんじゃこりゃ!と思ったのですが、よくよく原因を考えてみると、これはおそらく重曹を入れたせいじゃないかと思ったんです。
以前にも重曹を入れて変色した食べ物がいくつかありましたからね~、今回もおそらく犯人は重曹じゃないかと思ったんです。
そこで、今回はそれを確かめるために、ゴボウの変色実験をしてみました。(-ε-)
まずこれはゴボウを縦6等分に切ってから、薄くスライスしたものです。
今回のゴボウはやたらとごんぶとだったので6等分にしましたが、細ければただの輪切りでもよかったんですけどね。
このゴボウに重曹をほんのひとつまみと、全体によく混ざるように小さじ一杯程度の水を加えてよくまぶします。
これはすでに重曹をまぶした後の写真ですが、この時点ではごくごく普通のゴボウの色ですね。
重曹は基本的には加熱しないと反応が起こらない(反応が起こるものもあります。)ので、ただまぶしただけだとまだ変化は起こりません。
そこで、これをレンジで1分半ほど加熱してみました。
すると・・・
意外なことに緑色になっていません。(-ε-;)アレッ?
黄色っぽくはなっているものの、緑色ではなかったので、もしかしてゴボウを変色させたのは重曹じゃなかったのかと、一瞬弱気になりました。
ちなみに、容器が汚くなっているのは、重曹が発砲してボコボコ泡が付いたせいです。
ただ、よくよく見ると、黄色というよりは黄緑色になっているようなところもあり、しかもこの写真を撮っている間にも、気持ち色が濃くなってきた気がしたんです。
そこで、これは時間が経てばもう少し色が変わるかもと、3分ほど放置してみたんです。
すると・・・
ジャ~ン!今度は明らかに緑色に変化しています。ヽ(゚Д゚ )ノオオッ!
しかも今度は色が変化している部分としていない部分がハッキリと分かれているのが分かります。
どういうわけか、ゴボウの外側の皮に近い部分と中心の部分だけが色が変わっているんですよね~。
変色させなければ気づかなかったことですが、ゴボウの色素がこういう分布になっているということでしょうか?
時間を置いたら変色が進んだので、これはまだ色が変わるかもと思い、さらに5~6分放置してみると、やはり少しですがまた色が濃くなりました。
先ほどは黄緑に近い緑色でしたが、今度はちょっと青みがかった緑色に変化しました。
この色は以前に変色した紫芋の色にとてもよく似ていたので、もしかしてゴボウにもアントシアニンが含まれているのかと思い、ちょっと調べてみたんです。
すると、ゴボウの場合はアントシアニンではなく、クロロゲン酸という多くの植物に含まれている成分が原因のようでした。
ゴボウにはこのクロロゲン酸が多く含まれており、加熱した重曹のアルカリ性と反応すると、緑色の色素ができてしまうということのようです。
このクロロゲン酸はサツマイモなどにも多く含まれているようで、時間が経ったサツマイモの天ぷらが時々緑色に変色してしまうことがありますが、これもどうやら同じ原理のようです。
ということで、ターメリックを赤く変色させようとした重曹で、偶然にもゴボウが緑色に変色してしまうという、ちょっとビックリしましたが面白い発見をしてしまいました。(-ε-)
ちょっとあり得ない色合いなので、食べ物として美味しそうかはかなり微妙ですが、(゚∀゚;) 食卓のネタにはなると思うので、みなさんも旦那さんやお子さんをびっくりさせてみてはいかがでしょう。(-ε-)